デザインも機能も拡充した新しい1Password 7にパスワード管理をまかせる



パスワード管理ではもはや定番のひとつといっていい1Password が、定期購読型のサービスに変更して以来はじめての大規模アップデートをmacOS版で行っています。

パスワード管理サービスには1Password は LastPassなどさまざまにあって好み次第だと思いますが、私は過去の問題の少なさとデザインが気に入っているという単純な理由で1Password を利用し続けています。iPhoneでも膨大なサービスにログインするのに1Password なしには過ごせませんので、毎日利用する不可欠なアプリといっていいでしょう。

今回のアップデートの1Password 7では、さまざまな細かいデザインとユーザビリティーの調整が行われていますが、その筆頭がメニューバーに存在する1Password miniの機能の拡充です。

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新しい1Password miniではパスワードの閲覧や新規作成だけではなく、情報の編集、保管庫のあいだのパスワードの移動、ドキュメントの添付などもできるため、ふだんの利用はほぼここから行うので問題がありません。

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また、1Password miniにはコンテキストを意識する機能がついていますので、いま開いているサイト、行っている作業にあわせてパスワードを表示してくれます。

たとえば iTunesを起動した状態でメニューバーにある1Password miniを呼び出すと、このように自動的にApple IDが選択された状態になります。iTunes で音楽などを購入する場合にもっとも確率が高いアカウントを最初から表示しているわけですね。これは小さなことなのですが、とても大きな時間の節約になりそうです。

メモ欄でのMarkdown対応と、セキュリティを高めるさまざまな機能

1Password 7の本体画面もデザインが変更されており、左パネルが縮小可能になっていたり、リッチアイコンが改定されていたりなどといった形でわかりやすい作りになっています。

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機能としては、今回とても大きい変更点としてメモ欄でのMarkdown編集機能が追加されています。これは嬉しい!

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たとえばログインする際にパスワードだけではなく、秘密の質問をいまだに求めてくるサイトもありますし、さまざまな補足情報をメモしておく必要のあるサイトもあるはずです。それをわかりやすく記述するために、Markdownを利用すれば強調表示も、箇条書きも、コードをハイライトすることも可能になるので便利なわけです。

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通常はパスワードを拡張機能や1Password miniから自動入力するわけですが、たまに手入力が必要になるときに便利な拡大表示機能は視認性の高いフォントになり、記号と数字がそれぞれべつの色になっていますので入力が楽になります。

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さらに、1Password の主要機能であるWatchtowerも強化されています。脆弱性が指摘されているサービスや、漏洩がわかっているパスワードについては自動的に警告が表示されますし、うっかりと同じパスワードを使ってしまっているサイトも強調表示されます。

また、Inactive 2FAという項目では二段階認証が可能なサービスやサイトであるのに、その設定をしていない場所を確認することができます。パスワードに利用期限がある場所については期限を日付で管理することで、Expiring の項目に表示させることも可能です。

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パスワードが多くなってくると、注意深く管理しているつもりでもたまに漏れがあったりします。今回も先日のツイッターのパスワード変更を行うのを忘れていたアカウントが一つ見つかって、すみやかに変更しました。

人間の注意力の限界や、慣れない作業を支援してくれるのが1Password の良い点です。

スタンドアローンで使いたい人は、リリースセール中に購入を

さて、1Password はすでに定期購読型のサービスへとかじを切っていますので、サブスクリプションに入っている人は、無料でアップデートを行うことができます。

1Password はスタンドアローン版も提供していますので、サブスクリプションを利用するのは嫌だという人は、ライセンスを$64.99で購入することになります。ただし、リリースセール期間中はこれが$49.99と少しだけ安くなっているのでいまがチャンスです。また、Windows版の1Password 7は来週、また個別に販売が開始されるそうです。

しかしこれだけの利便性を提供したうえで、約束通りのアップデートを行ってくれている1Password ですので、私は家族で利用することも考えてサブスクリプションのままで利用する予定です。

サブスクリプション型のサービスにも「これはどうか」と思うものもなかにはあるのですが、Ulyssesや1Password といったように、着実に開発を行っているところには、ちゃんとお礼の意味もこめて貢献したいものです。

というわけで、スタンドアローンの1Password を購入したいかたはApp Storeへ、サブスクリプションに加入したいというひとは、1Password のサイトから加入してみてください。

パスワードの管理のような、毎日数分ごと必ず行う、しかもけっして間違いがあってはいけないタイプの作業は、こうした信頼性の高いサービスを利用するのがトータルでみたら得ですので。



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